「残業70時間で辞めたいのは甘え？」と悩んでいるあなたへ。

 

 

 

毎日遅くまで働き、疲れ切った体で帰宅する日々。

 

「これって本当に普通なのかな…」という不安と、「もう限界かも」という気持ちの間で揺れ動いていませんか？

 

特に「甘え」という言葉を投げかけられると、自分の気持ちを否定されたような感覚に陥り、より一層追い詰められてしまいますよね。

 

でも、月70時間もの残業に疑問を感じることは、決して甘えではありません。

 

 

 

実は、そんな思いを抱えている人は驚くほど多いのです。

 

残業が当たり前の環境で、心身の不調を感じながらも、周りの目を気にして声を上げられない人が大勢います。

 

 

 

この記事では、あなたと同じように悩んでいる方々の体験や、具体的な改善方法、そして前に進むためのヒントをご紹介していきます。

 

あなたの「しんどい」という気持ちは、きっと間違っていません。

 

 

 

 

【体験談】月70時間の残業は甘えなんかじゃない！3年間で心と体を壊しかけた私の経験

 

 

 

 

そう言い続けた上司の言葉が、今でも耳に残っています。

 

私は27歳の時、某大手ハウスメーカーの営業職として働いていました。

 

入社時は夢と希望に胸を膨らませ、

と心から思っていました。

 

 

 

でも現実は違いました。

 

入社3年目、私の1日は朝から晩まで息つく暇もないほど忙しいものでした。

 

 

 

朝7時に自宅を出発し、片道1時間かけて出社。

 

朝礼後はガチャガチャとパソコンを叩きながら、溜まったメールの返信に追われる毎日。

 

「今日こそは早めに帰ろう」と思っても、新規顧客への営業、既存顧客との打ち合わせ、見積もり作成、契約書類の準備など、やることが山積み。

 

 

 

夕方になると、スマホの着信音が鳴り響きます。

 

 

断ることができない私は、「はい、承知しました」と返事をする度に、帰宅時間が遅くなっていくのを実感していました。

 

 

 

残業時間は月70時間を超えることも。

 

しかも、その全てがサービス残業でした。

 

ピピピッとタイムカードを切るのは18時。

 

 

 

でも実際の退社時間は21時、22時が当たり前。

 

家に着くのは23時を過ぎることもザラでした。

 

 

玄関のドアを開けながら、ため息が自然と漏れる日々。

 

 

 

休日出勤も頻繁にありました。

 

というお客様の要望に応えるため、展示場での接客や契約手続きに追われる休日。

 

スケジュール表を見るたびに、喉が渇くような不安を感じていました。

 

 

 

彼女との約束もドタキャンの連続。

 

という彼女の声が、次第に冷たくなっていくのを感じました。

 

休日も疲れ果てて布団から起き上がれず、

と悩む日々が続きました。

 

 

 

同期入社の仲間たちも、次々と退職していきました。

 

 

深夜のオフィスで、パソコンに向かいながら、みんな同じことを考えていたんだと思います。

 

 

 

上司に相談しても、

と一蹴されるだけ。

 

でも、本当にそうなのでしょうか？

 

月100時間を超える上司の残業を見て、「これが普通」と思い込まされていた自分がいました。

 

 

 

体調を崩し始めた頃、一大決心をしました。

 

転職エージェントに登録し、残業時間に上限のある会社を探し始めたんです。

 

今思えば、あの決断が私の人生を救ってくれました。

 

 

 

今の会社は残業時間が月20時間程度。

 

プライベートな時間も確保でき、仕事とプライベートのバランスが取れた生活を送れています。

 

 

 

残業70時間は決して「甘え」ではありません。

 

あなたの人生を大切にしてください。

 

私はそのことを伝えたくて、この体験を書かせていただきました。

 

 

 

 

残業70時間で辞めたいのは甘えと考えることの危険性

 

「残業が辛いから辞めたいのは甘え」という考えに悩んでいる時は、本当に辛いですよね。

 

ここでは以下の内容について説明していきますね。

 

 

長時間労働を「甘え」と片付けてしまうことは、実は大きなリスクを伴います。

 

過重労働による健康被害や、ワークライフバランスの崩壊など、深刻な問題につながる可能性があるのです。

 

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

 

 

労働時間の上限を超えた働き方が常態化している

法律で定められた労働時間の制限を超えることは、決して「甘え」ではありません。

 

むしろ、深刻な労働環境の問題を示すシグナルです。

 

なぜなら、過重労働は労働基準法で明確に規制されており、月70時間を超える残業は時間外労働の上限規制を超えているからです。

 

 

このような状況を放置することは、労働者の権利を侵害するだけでなく、企業にとってもコンプライアンス上の重大な問題となります。

 

月70時間もの残業は、明らかに法定労働時間を超えており、早急な改善が必要な状態なのです。

 

 

 

心身の健康状態が著しく低下している

過重労働による健康被害は、個人の努力や精神論では解決できない深刻な問題です。

 

なぜなら、長時間労働は心身に重大な影響を及ぼし、回復が困難な健康障害を引き起こす可能性があるからです。

 

 

これらの症状は、単なる心の弱さではなく、身体が発する重要な警告サインです。

 

心身の健康を損なうことは、将来的に取り返しのつかない事態を招く可能性があります。

 

 

 

仕事以外の時間が確保できていない

ワークライフバランスの崩壊は、個人の生活の質を著しく低下させる重大な問題です。

 

なぜなら、人間らしい生活を送るために必要な時間が確保できず、人生の重要な側面が犠牲になってしまうからです。

 

 

仕事以外の時間を確保することは、人間として当たり前の権利です。

 

これを「甘え」とみなすことは、働く人の基本的な生活権を否定することになってしまいます。

 

 

 

残業70時間で辞めたいのは甘えと言われた時の対処法

 

残業が多すぎて限界なのに「甘え」と言われて悩んでいる時は、具体的な行動を起こすことが大切です。

 

ここでは以下の内容について説明していきますね。

 

 

一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、自分の健康と権利を守っていきましょう。

 

まずは現状を改善する方法から、最終手段としての退職まで、段階的に検討していきます。

 

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

 

 

労働基準監督署に相談して状況を改善する

残業が月70時間を超える状況は、労働基準法違反の可能性が高い状態です。

 

このような状況では、労働基準監督署に相談することで、専門家の立場から会社に改善を促してもらえます。

 

なぜなら、労働基準監督署は労働者の権利を守るための公的機関であり、匿名での相談も可能だからです。

 

 

相談することで、自分の置かれている状況が違法な可能性が高いことを確認でき、具体的な改善アクションを起こせます。

 

一人で悩まず、まずは労働基準監督署に相談してみましょう。

 

 

 

転職エージェントに登録して次のステップを考える

現在の環境を変えたいと考えているなら、転職エージェントに登録することをおすすめします。

 

特に残業が多い状況では、自分で転職活動を進める時間を確保するのが難しいものです。

 

なぜなら、転職エージェントは業界や企業の詳しい情報を持っており、あなたの代わりに残業の少ない企業を探してくれるからです。

 

 

転職エージェントを利用することで、限られた時間の中でも効率的に転職活動を進めることができます。

 

まずは1社でも登録して、具体的な可能性を探ってみましょう。

 

 

 

 

 

退職代行サービスを利用して確実に退職する

残業過多の環境で心身が限界に達している場合は、退職代行サービスの利用を検討しましょう。

 

特に「甘え」と言われるなど、パワハラ的な言動がある職場では、自力での退職交渉が精神的に大きな負担となります。

 

なぜなら、退職代行サービスは専門家があなたの代わりに退職交渉を行い、確実に退職までサポートしてくれるからです。

 

 

退職代行サービスを利用することで、精神的な負担を最小限に抑えながら、確実に退職するための手続きを進めることができます。

 

心身の健康を最優先に考え、必要であれば躊躇せず利用を検討しましょう。

 

 

 

 

 

 

【Q&A】残業70時間で辞めたいのは甘えと言われた時の疑問に回答

 

ここでは、残業70時間で辞めたいのは甘えと言われた時の疑問について、分かりやすく回答していきますね。

 

 

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

 

 

残業70時間って、法律的にはどうなの？

労働基準法では、時間外労働の上限は原則として月45時間、年間360時間と定められています。

 

月70時間の残業は、この上限を大きく超えています。

 

臨時的な特別な事情がある場合でも、年間720時間、単月100時間未満、複数月平均80時間以内という上限があります。

 

このため、月70時間の残業が常態化している状況は、法令違反の可能性が高いと言えます。

 

 

 

上司から「甘え」と言われたけど、これってパワハラ？

残業が多い状況で体調や生活への影響を相談したことに対して「甘え」と一蹴する行為は、職場におけるパワーハラスメントに該当する可能性があります。

 

2020年6月から、企業にはパワハラ防止措置が義務付けられており、このような発言は精神的な攻撃として問題視される可能性があります。

 

相談内容を真摯に受け止めないことは、適切な職場環境の整備を怠っているとみなされる可能性があります。

 

 

 

残業70時間を超えて働き続けると、どんなリスクがあるの？

月70時間を超える長時間労働が続くと、深刻な健康障害のリスクが高まります。

 

具体的には、心臓疾患や脳血管疾患などの身体的な問題、うつ病などのメンタルヘルスの悪化、さらには過労死や過労自殺のリスクも指摘されています。

 

また、慢性的な疲労による判断力や集中力の低下は、重大な事故やミスにつながる可能性もあります。

 

 

 

残業を減らすよう相談したら、評価に影響する？

法律で定められた労働時間の範囲内で働くことを求めることは、労働者の正当な権利です。

 

このような相談を理由に不当な評価をすることは、法律違反となります。

 

もし評価に影響があった場合は、労働基準監督署や労働組合に相談することができます。

 

なお、残業時間の削減を申し出ることで、むしろ労務管理の適正化につながるケースも多いです。

 

 

 

辞めたいけど、次の仕事が決まってないと退職できない？

民法では、正社員の場合2週間前に申し出れば、次の仕事が決まっているかどうかに関係なく退職することができます。

 

ただし、引継ぎなどの都合により、一般的には1ヶ月以上前に届け出ることが望ましいとされています。

 

なお、体調不良などやむを得ない事情がある場合は、即時退職も法律上認められています。

 

 

 

【まとめ】残業70時間で辞めたいのは甘えじゃない！

 

「残業70時間で辞めたいのは甘え」と言われて悩んでいるかもしれません。

 

ですが、そんなあなたの気持ちは、決して間違っていません。

 

月70時間もの残業は、心身の健康を脅かす深刻な問題であり、あなたが感じている不安や辛さは当然の反応なのです。

 

 

 

誰にでも、仕事以外での大切な時間があります。

 

家族との団らん、友人との交流、自己啓発や趣味の時間。

 

これらを犠牲にすることは、決して「甘え」ではありません。

 

 

 

今、一歩を踏み出すことを迷っているなら、ぜひ行動を起こしてみてください。

 

労働基準監督署への相談や、転職エージェントへの登録など、あなたの状況を改善するための選択肢は必ずあります。

 

あなたの人生は、あなたのものです。

 

より良い働き方を目指して、前に進んでいきましょう。