7時出社23時退社で疲れ果てているあなたへ。
毎日早朝から深夜まで働き続け、「もう限界かも」と感じていませんか?
通勤電車に揺られる時から胃が重くなり、帰宅時には心も体もヘトヘト。
休日も「明日からまた始まる」と考えるだけで憂鬱になってしまう。
それでも「周りに迷惑をかけられない」「今辞めたら無責任じゃないか」と悩み続けている方も多いのではないでしょうか。
長時間労働やパワハラ、過度な責任感。
これらの重圧に押しつぶされそうになりながら、必死に踏ん張っている気持ち、よく分かります。
でも、このままずっと我慢し続ける必要はありません。
この記事では、あなたと同じように苦しんできた方の体験談や、今の苦しい状況から抜け出すためのヒントをお伝えしていきます。
きっとあなたにも、より良い働き方との出会いが待っているはずです。
一緒に、その一歩を考えていきましょう。
WEBアンケートで募集したブラック企業の体験談を紹介します。
毎日7時に出社して、帰れるのは早くても23時。
休日出勤は月に2~3回が当たり前で、有給休暇を取得できたのは、この1年半でたった2日。
今振り返ると、よくこんな生活に耐えられたなと思います。
入社当初から、先輩社員から「うちは少し仕事がハードだから」と言われていましたが、まさかここまでとは…。
新入社員研修が終わって配属された部署は、慢性的な人手不足で、私一人で3人分の仕事を抱えている状態でした。
朝はまだ暗い時間に家を出て、げっそりした体で帰宅するのは深夜。
「もう限界かも…」と思いながらも、パソコンに向かう毎日が続きました。
残業代は月40時間分しか付かず、それ以外は全てサービス残業。
でも「新人だからしょうがない」と自分に言い聞かせる日々。
上司からは「君が頑張らないと会社が回らない」「他の人はみんなやってるんだから」と毎日のように言われ続けました。
ガミガミと怒鳴られることも日常茶飯事で、ときには人格否定するような暴言も。
心が折れそうになりながらも、周りの先輩たちも同じように働いているのを見ると、なかなか声を上げられませんでした。
休日も携帯が鳴れば「ピクッ」と体が反応してしまい、上司からのLINEに「ドキドキ」しながら画面を確認する日々。
休日出勤の要請や、緊急の業務連絡が来るたびに胃がキリキリと痛むようになりました。
同期入社の友人は次々と退職していきましたが、私は「今辞めたら迷惑がかかる」「後任の人に申し訳ない」という思いが強くて、なかなか踏み出せませんでした。
真面目で責任感が強い性格が、この状況を長引かせてしまった一因かもしれません。
毎日終電間際まで働き、家に帰っても「明日の仕事どうしよう…」とグルグル考えて眠れない。
休日も「月曜日が来るのが怖い」という思いで胸が押しつぶされそうになる。
昼食も15分で済ませ、お茶すら碌に飲めない。
トイレに行く時間さえ、気が引けるような雰囲気がありました。
体調面でも変化が出始め、急激な体重減少や不眠、めまいの症状が出るようになりました。
それでも「若いんだから、頑張れるはず」と自分を追い込み続けました。
家族からは「顔色が悪い」と心配されましたが、「仕事が忙しいだけ」と誤魔化し続けていました。
今思えば、あの頃の私は完全に追い詰められていました。
早朝から深夜まで、休日返上で働き続けるという非人間的な労働環境。
新入社員という立場もあり、誰にも相談できず、ただただ耐え続けるしかありませんでした。
毎日「辞めたい」という思いと「でも迷惑をかけられない」という責任感との間で揺れ動き、心が擦り切れていく感覚がありました。
長時間労働に悩まされている方は少なくありません。
毎日7時に出社して23時まで働き続ける。
このような過酷な労働環境で苦しんでいる方のために、なぜこのような状況が起きているのか、詳しく解説していきます。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
それぞれの要因が複雑に絡み合って、過酷な労働環境を生み出しています。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
業務量に対して人員が圧倒的に不足している状態が、長時間労働の最大の原因です。
必要な人材を採用せずに、既存の社員に負担を強いる体制が問題を引き起こしています。
その背景には、人件費削減を重視する経営方針があります。
新規採用を抑制し、退職者の補充も行わないため、残された社員の負担が増加の一途をたどっています。
このように人手不足と非効率な業務体制が組み合わさることで、必然的に長時間労働が発生してしまうのです。
残業代を支払わない「サービス残業」が当たり前となっている企業文化が、長時間労働を助長しています。
残業時間の上限を設定しているにもかかわらず、実際の労働時間は記録されず、適切な報酬が支払われない状況が続いています。
このような文化は、「若いうちは苦労するもの」「みんな頑張っているのだから」という古い価値観によって支えられています。
このように歪んだ企業文化が、長時間労働を正当化し、改善を妨げる要因となっているのです。
上司からの過度なプレッシャーやパワーハラスメントが、長時間労働を強制する要因となっています。
特に中間管理職は自身も長時間労働を強いられており、その歪みが部下への過度な要求となって表れています。
上司自身が過度な労働を強いられているため、部下への配慮や業務の効率化を考える余裕がない状態に陥っています。
このように上司からの過度なプレッシャーが、長時間労働を助長する大きな要因となっているのです。
毎日7時出社23時退社という過酷な労働環境で苦しんでいらっしゃる方の気持ちはよく分かります。
このような状況から抜け出すためには、段階的なアプローチが効果的です。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
あなたの心と体を守りながら、よりよい環境に移るための具体的な方法をご紹介します。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
まずは産業医に相談することをおすすめします。
労働安全衛生法により、従業員50人以上の事業場には産業医の選任が義務付けられており、従業員は無料で相談することができます。
産業医は会社と従業員の間に立って中立的な立場から助言をしてくれる専門家です。
長時間労働による健康被害を防ぐため、具体的な改善案を会社に提示することができます。
また、必要に応じて休職を提案することもできます。
このように、産業医への相談は、現状を改善するための有効な第一歩となります。
専門家のサポートを受けながら、自分の健康を守る行動を起こしましょう。
並行して、転職エージェントに登録して転職活動を始めることをお勧めします。
7時出社23時退社という状況では、自力で転職活動を進めるのは極めて困難です。
だからこそ、プロの支援を受けることが重要になります。
転職エージェントは、あなたの代わりに求人の探索や企業との面接調整を行ってくれます。
特に残業の少ない優良企業の紹介に強いエージェントを選ぶことで、効率的に転職活動を進められます。
忙しい中でも着実に転職活動を進められるよう、エージェントのサポートを最大限活用しましょう。
プロの支援があれば、より良い職場環境への転職を実現できます。
パワハラや長時間労働で限界を感じている場合は、退職代行サービスの利用を検討してください。
特に上司との関係が悪化している状況では、自力での退職交渉は精神的な負担が大きすぎます。
退職代行サービスは、あなたに代わってプロのスタッフが退職に関する一切の手続きを代行してくれます。
弁護士が運営するサービスであれば、法的にも安全に退職できます。
心身の限界を感じている場合は、これ以上無理をせず、プロの力を借りて円滑に退職することを検討しましょう。
あなたの心と体の健康が何より大切です。
ここでは、長時間労働に悩む時に気になる疑問について、具体的に回答していきます。
日々の働き方に不安を感じている場合の参考になれば幸いです。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
これは明確な法律違反です。
労働基準法では、時間外労働に対して通常の賃金の25%以上の割増賃金を支払うことが義務付けられています。
サービス残業の強要や残業代の不払いは、労働基準法違反となります。
この場合、労働基準監督署に相談することができ、未払い分の請求も可能です。
また、残業代請求は退職後でも2年前までさかのぼって請求することができます。
これは状況によってパワハラに該当する可能性があります。
2020年6月から改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)が施行され、精神論や同調圧力による長時間労働の強要は、優越的な関係を利用した精神的な攻撃として、パワハラに該当する可能性があります。
特に、この発言が恒常的に行われ、労働者の尊厳を傷つけたり、就業環境を害したりする場合は、明確なパワハラとなります。
産業医との面談内容は、法律で守秘義務が定められています。
面談を申し込んだ事実自体は会社に伝わりますが、具体的な相談内容は産業医の判断で必要な範囲でしか会社に伝えられません。
むしろ、産業医面談は労働者の権利として法律で保護されているため、面談申し込みを理由とした不利益な取り扱いは違法となります。
安心して相談してください。
有給休暇の取得拒否は違法です。
労働基準法では、労働者の請求する時季に有給休暇を与えることを義務付けています。
ただし、事業の正常な運営を妨げる場合は時季の変更を求めることができますが、完全な拒否は認められません。
また、2019年4月からは年10日以上の有給休暇が付与される労働者に対して、年5日の有給休暇の確実な取得が企業に義務付けられています。
民法では、退職の意思表示から2週間経過すれば法律上は退職が成立します。
引き継ぎ相手がいない場合でも、自分の担当業務の手順書やマニュアルを作成し、上司に提出することで十分です。
会社が後任を見つけられないことを理由に退職を制限することはできません。
ただし、円満な退職のためには、可能な範囲で業務の整理と文書化を行うことをお勧めします。
毎日7時に出社して23時まで働き続ける生活は、あなたの心と体を確実に蝕んでいきます。
でも、この記事を読んでくださったということは、きっとその状況を変えたいという気持ちが芽生えているはずです。
一歩を踏み出すのは勇気がいりますし、「このまま我慢した方がいいのかな」と迷う気持ちもよく分かります。
でも、あなたの人生は一度きり。
今の環境があなたにとって心地よいものではないのなら、変える選択をしても大丈夫です。
産業医への相談や転職エージェントへの登録など、あなたをサポートしてくれる専門家はたくさんいます。
一人で抱え込まず、ぜひ専門家の力を借りながら、あなたらしい働き方を見つけていってください。
必ず、より良い未来が待っているはずです。
「本当は今すぐ会社を辞めたいけど、辞める前に次の転職先を探しておきたい」という場合は、できるだけ早く転職活動を始めることをおすすめします。
もし、あなたがブラック企業で働いていて、「上司が怖いから会社を辞めたいと言えない…」と悩んでいるなら、退職代行サービスにサポートしてもらうのも一つの手です。